そもそもプロポリスってなに?

「プロポリス」には驚くべき効果があると何となく知っていても、一体どのようなものなのか、どのような効果があるのかを具体的に知っている人は多くはないでしょう。
そんな方々のために、プロポリスとは一体何なのか、どのような成分や効果があるのかについて解説します。

プロポリスはミツバチがつくる天然の抗菌物質

プロポリスとは、ミツバチが巣を守るために作り出すワックス状の物質のことです。
ミツバチは花粉やさまざまな樹木から集めてきた樹液などを集め、自分の唾液酵素と混ぜてワックス状の物質をつくります。この物質はプロポリスの「原塊」と呼ばれています。とても強い抗菌作用を持ち、巣を腐敗させる原因となる微生物やウィルスなどから巣を守っているのです。

プロポリスの語源

プロポリスの語源は、ラテン語の「PRO」(前・守る)とギリシャ語の「POLIS」(都市・国家)を合わせた言葉で、ミツバチがプロポリスを塗って巣(都市)を守っていることから、この名前がつけられました。
プロポリスと呼ばれるようになったのは17世紀以降ですが、古代ギリシャの時代から皮膚疾患や感染症に効果があるとして使われていたことが文献にも残っています。

プロポリスの成分と効果は万能薬に匹敵!

プロポリスの原塊は一つの巣から年間100~300㌘程度しか採れない貴重なものです。
プロポリスには、私たちの健康に役立つ300種類以上の成分がぎっしりと詰まっています。
その一つが「フラボノイド」です。強い抗酸化作用をもち、老化や成人病の一員とされる活性化酸素を取り除いて細胞を保つ働きがあります。動脈硬化などの生活習慣病、癌予防、抗アレルギー作用などの効果が認められています。
また、プロポリスには「ビタミン・ミネラル」も豊富で、体内でエネルギーを効率的に使うのを助けてくれます。
さらに、「アミノ酸」も多く含まれています。アミノ酸は皮膚や粘膜を整えることで免疫力を高めたり、筋肉を強化して脂肪の燃焼を促進する効果があります。
また、抗菌作用に加えて抗ウィルス作用があることも確認されています。インフルエンザやウィルス性肝炎、結膜炎のような感染症にも効果があるいう研究報告もあります。

プロポリスには賞味期限がありません

プロポリスは基本的には腐らない素材で防腐剤の役割も果たすので、基本的には賞味期限はありません。ですから、食器棚や冷蔵庫の奥から賞味期限が切れているプロポリスが出てきても安心して食べられます。
ただし、自然食品なので、酸化などにより味が変化するなどの品質の劣化が起こることがあります。こういった理由でプロポリス商品には賞味期限が表記されています。メーカーによっても多少の違いもありますが、賞味期限は1年~3年とかなり長いのが特徴です。
、効率よく摂取するためにも定められた期限を守ることをお勧めします。

プロポリスは常温保存でも大丈夫!

プロポリスは、直射日光や高温多湿を避ければ、常温で保存をしても問題はありません。直射日光や高温多湿での保存では変色し、効果も薄れてしまいます。品質を守るためには冷暗所での保存をお勧めします。濃いグリーン色のプロポリスが褐色に変色してくると効果が弱まってきた証拠です。
多くのプロポリス商品は色のついたボトルやガラス瓶に入っています。これは、プロポリスにはアルミやビニール、ポリエチレンを溶かしてしまうことがあるからです。ですから、家にある容器に移し替えるなどはせず、購入したときの容器で保存をするのが一番よいでしょう。

まとめ

プロポリスとは、ミツバチが巣を守るために作り出すワックス状の物質のことです。
プロポリスにはフラボノイドやビタミン、ミネラル、アミノ酸など、私たちの健康に役立つ300種類以上の成分がぎっしりと詰まっています。
強い抗酸化作用をもち、老化や成人病の予防の他にも生活習慣病、癌予防、抗アレルギー作用などの効果が認められています。
また、抗菌作用に加えて抗ウィルス作用もあり、インフルエンザ等の感染症にも効果があるいう研究報告もあります。
プロポリスは基本的には賞味期限がなく、常温保存で大丈夫です。
健康的な生活を送りたい、様々な病気を予防したいという方は、プロポリスの摂取を検討してみてはいかがでしょうか。